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「おしゃれな靴下きっかけに共生を」 自閉症アーティストの作品発売 - 毎日新聞

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アート靴下を手にする瀬戸口さん=2023年5月11日午後3時10分、斎藤毅撮影 拡大
アート靴下を手にする瀬戸口さん=2023年5月11日午後3時10分、斎藤毅撮影

 佐賀市在住の自閉症アーティスト、瀬戸口楓子さん(22)が、佐賀県内のデザイン事務所や靴下メーカーとコラボした「アート靴下」を制作した。瀬戸口さんの原画を元にデザイナーが柄を図案化し、靴下メーカーとも配色などで試行錯誤を重ね、1年かけて商品化。母庸子さん(51)は「経済的自立や、福祉や障害といった枠を超えた共生につながれば」と期待している。

 瀬戸口さんは知的障害を伴う重度自閉症だが、カラフルな丸や三角、四角が並ぶ独特なデザイン画が注目され、「fuco:」の名前でアート活動をしている。

 企業の依頼で瀬戸口さんのデザインを使ったマグカップやドレスなどが商品化されているが、今回は家族のサポートで初めて商品の企画から製品化まで全工程に携わった。

 昨年4月に庸子さんが知人のデザイナーに相談し、価格的に手ごろな靴下の商品化を決定。デザイナーが瀬戸口さんの作品に目を通し、丸や四角の輪郭のユニークさを取り込んだデザインを考案した。

左から「広がる森」「痕跡」「踊るシカク」をコンセプトにデザインされた「アート靴下」=2023年5月11日午後3時7分、斎藤毅撮影 拡大
左から「広がる森」「痕跡」「踊るシカク」をコンセプトにデザインされた「アート靴下」=2023年5月11日午後3時7分、斎藤毅撮影

 同年秋から江北町の「イイダ靴下」と配色や丈の長さなど試行錯誤を重ねた。自ら製作していることが自覚できるよう「事務所や工場での打ち合わせ、納品などには必ず本人を連れて行った」と庸子さん。

 商品は、緑の生地に広がる枝葉を丸でイメージした「広がる森」▽ピンク地にツノのある四角が並ぶ「踊るシカク」▽グレーをベースに転がる石の跡を黒とピンクの丸で表した「痕跡」――の3種類で、いずれもカラフルでインパクトあるデザインが目を引く。

 それぞれM、Lの2サイズあり、計1500足作った。4月から販売しており、化粧箱入りの1足各2200円(税込み)。3月には県内の特別支援学校高等部の卒業生全員に1足ずつ贈った。

 庸子さんは「『自閉症の楓子』という入り口が、おしゃれな商品からの入り口に変わればもっといろんな人と関わるきっかけになる。今まででは感じられなかった共生につながれば」と話す。

 佐賀市のJR佐賀駅前にある県産品の情報発信拠点「SAGA MADO」と同市の佐賀空港内にある県産品を集めた土産物店「sagair(サガエアー)」、唐津市の複合商業施設「KARAE」で販売している。問い合わせは瀬戸口さん(090・5920・1259)。【斎藤毅】

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May 27, 2023 at 05:00PM
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