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【トップバイヤーの男前研究所】オンとオフの靴 シンプルな「軍モノ」モチーフ、ソールに工夫も - 産経ニュース

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トップバイヤーの男前研究所

オンとオフの靴 シンプルな「軍モノ」モチーフ、ソールに工夫も

シンプルかつ美しいデザインが魅力のジャーマントレーナーのスニーカー。手前が2万900円、奥の2色は2万6400円(鴨志田拓海撮影)
シンプルかつ美しいデザインが魅力のジャーマントレーナーのスニーカー。手前が2万900円、奥の2色は2万6400円(鴨志田拓海撮影)

テレワークなどで在宅時間が増えたものの、出社の機会もゼロではない。そのような方々を中心に、プライベートにも仕事にも兼用しやすいデザインの靴へのニーズが高まっています。

軍用を忠実に再現

ミリタリーテイスト(軍服調)が流行する中、熱い視線が注がれるのが、東ヨーロッパで製造されていた軍用トレーニングシューズを再現した靴を企画製造している「タナカユニバーサル」の「ジャーマントレーナー」です。

1970年から80年代を中心にドイツ軍で支給されていたトレーニングシューズを、かつて使われていたものと同じ機械や木型(ラスト)などを用いて忠実に再現しました。当時の人体工学に基づいた分厚いガムソール(ゴムの靴底)は、クッション性と耐久性に優れています。

また、シンプルかつベーシックなデザインは、カジュアルはもちろん、きれいめのスタイルにまで合わせることができます。プリーツパンツと合わせれば、リラックス感を出しつつも、通勤にも使えます。

蒸気や熱気を逃す

よりカジュアルに着こなしたい場合は、イタリアのブランド「ジェオックス」の機能性にこだわったスニーカーがおすすめです。

最大の特徴は靴底です。反発性が高いラバーソールには、たくさんの空気孔があります。加えて、ソールの内側には、外部からの水の浸入を防ぎつつ、発汗による蒸気や熱気を逃す独自の「メンブレンシート」を採用。通気性の高さから「呼吸する靴」とも呼ばれるほどで、これからの蒸し暑い季節に重宝しますよ。

カラフルなソールは、デニムやショートパンツとの相性が抜群。主にプライベートで、差し色としても活躍してくれるはずです。ドレスダウンしたビジネススタイルにも合わせる場合は、シンプルな白のソールがよいでしょう。

フラットなソール

一方で、スニーカー通勤が浸透したとはいえ、仕事柄、そこまで着崩せないという声も聞きます。このようなお悩みに応えてくれるのが、「リーガル」の「ドレススニーカー」です。

まずご紹介するのは、ソールまで全て同じ色味で、光沢感のある仕上がりのレザースニーカーです。アッパー(靴底以外の部分)の革とソールが同じ色なのがビジネスでも取り入れやすいポイントです。オフィスはもちろん、チノパンツやデニムと合わせれば休日にも履くことができます。

ほかにも、ストレートチップ(つま先の切り替え)のアッパーのデザインに、フラットでクッション性の高いソールを合わせたタイプもあります。

ウィズコロナに対応した生活では、オンとオフの時間の境目があいまいになっているようです。新しい生活様式を実践する中で、今回ご紹介した靴はいずれも、幅広く活用できると思います。(松屋銀座紳士バイヤー 高橋香雄(かお))


May 27, 2021 at 05:30AM
https://www.sankei.com/article/20210527-J3WNGN4XWNPADMAVRICNL7BRN4/

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