創喜は、くつ下工場のワークショップマシン「チャリックス」のWebサイト版「チャリックスONLINE」を2月1日に開設した。「チャリックス」は自転車と編み機が連動しており、10分ほど自転車を漕ぐとソックスが編みあがるというもの。体験者は素材の糸3色、サイズ、丈を選び、オリジナルソックスを完成させる。
今回は、同社の施設まで足を運ぶできない人に向けて、インターネットを活用した「チャリックスONLINE」を提供する。コロナ禍だからこその遊び心ある体験を提供し、地域の産業とものづくりのマインドを広く知ってもらう取り組みだ。
愛着が増す仕掛けとは？
「チャリックスを体験してみたいが遠方でなかなか足を運ぶことができない、コロナ禍で遠距離の移動に抵抗がある、そういった方々にもチャリックスのワクワク感を味わっていただきたいという考えからスタートしました」と同社。オンラインではユーザーが自転車を漕ぐことはできないので、会長、社長はじめ同社のスタッフから代わりに漕いでくれる人指名し、オリジナルソックスを編んでもらえる。
オリジナルソックスをつくるだけなら、他の機械を使うなどよい方法があるのかもしれない。しかし、「わざわざ自転車を漕がなくても…」というツッコミどころこそ愛されるポイントではないだろうか。しかも、社長や専務が自分のために汗を流してくれるとなれば、仕上がったくつ下にも、同社にも愛着が湧いてくる。
過去には「チャリックス」で出張型のワークショップを行ったところ、メディアに取り上げられ話題となった。顧客へのサービスだけでなく、広く社会へ発信するPRの手法としても、参考となるビジネスだ。
●プレスリリース
自転車を漕いでオリジナルソックスがつくれる！奈良県の靴下工場が 開発した“チャリックス”のオンラインサービスが2月1日にスタート！
取材・文／ソルバ！
人や企業の課題解決ストーリーを図解、インフォグラフィックで、わかりやすく伝えるプロジェクト。ビジネスの大小に関わらず、仕事脳を刺激するビジネスアイデアをお届けします。
https://solver-story.com/
February 14, 2022 at 08:55AM
https://dime.jp/genre/1319052/
自転車を漕いでオリジナルの靴下を編む!?奈良の工場が生んだ愛着が増すものづくり「チャリックス」｜ - @DIME
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