渡辺七海
ウクライナの人々を支援しようと、靴下生産が盛んな奈良県の「西垣靴下」（大和高田市、西垣和俊社長）が、ウクライナをモチーフにした靴下を作った。売り上げは寄付され、人道支援などに使われる。
国旗モチーフと、平和を象徴するハトなどの刺繡（ししゅう）が国旗カラーで施されたデザインの靴下が2足セットで3千円（税・送料込み）。うち2千円が、在日ウクライナ大使館の寄付金用口座に振り込まれる。30日まで注文を受け付ける。
3月中旬、報道を見た西垣社長が「奈良の地場産業である靴下で何かできないか」と発案した。
当初は300セット程度を想定していたが、これまでに予想を大幅に超える786セットの注文を受け付けた。「どれだけ貢献できるかは分からないが、つらい生活を送っている人たちを放ってはおけない。購入した人には靴下をはくことで、応援していることを発信して欲しい」と西垣社長は思いを込める。20日に受け付けを始めてから様々な反応が寄せられた。直接来社し、「支援の方法が分からなかった。購入で寄付ができるのがありがたい」などと伝えてきた人もいたという。
注文は、30日までに同社の靴下を取り扱うエコノレッグ本店のサイト（https://www.econoleg.com/?pid=167214808
）から。5月20日から随時発送するという。今回の受注終了後も、同様の取り組みを続ける考えだ。（渡辺七海）
April 16, 2022 at 07:30AM
https://www.asahi.com/articles/ASQ4H6X59Q4HPOMB01D.html
ウクライナをモチーフに靴下制作 売り上げを寄付 - 朝日新聞デジタル
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