靴下などを製造・販売するイイダ靴下（江北町、飯田拓二社長）の佐賀工場設立６０周年を記念する祝賀会が、４日に佐賀市のホテルニューオータニ佐賀で開かれた。社員やＯＢ、ベトナム人実習生など約３００人が集まり、６０年の軌跡を振り返った。
飯田清三会長は生産ロスの削減や業務の能率化で４年前、無借金企業になったことを報告した。「利益で佐賀県や江北町に貢献し、社員に還元していきたい」と語った。約２０年前に外国人実習生として働いていたベトナム人のグェンティ・ニャンさんは「お父さんと呼んでいる飯田会長や日本の人たちは誰でも優しかった」と当時を懐かしんだ。
同社は１９１９年に靴下産業の集積地の奈良県で創業し、デザインから検針作業まで一貫した生産体制を築いてきた。江北町の産炭地振興誘致で６４年に佐賀工場を設立し、２０２０年には本社を佐賀県に移転している。（花木芙美）
June 06, 2023 at 05:00PM
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イイダ靴下佐賀工場60周年祝賀会 地域や社員への還元、今後も - 佐賀新聞
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