
吉田美穂がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「DUNLOP presents みらい図鑑」。日本の美しい風景、地域で受け継がれる伝統、志を持って活動する人など、100年後の地球に生きる子どもたちへ繋げていきたい“ヒト・モノ・コト”を紹介しています。6月26日(土)の放送では、靴下ブランド「ROTOTO」の石井大介さんに、同ブランドが手がける「靴下」についてお話を伺いました。
日本一の靴下の産地、奈良県・広陵町。ここは、かぐや姫でおなじみ、「竹取物語」の舞台になった町としても知られています。 もともと、広陵町やその周辺のエリアは、江戸時代初期に「大和木綿」や「大和絣」と呼ばれる織物の産地として栄え、本格的に靴下づくりが始まったのは、100年以上も前。現在も多くの靴下工場があり、それぞれの職人さんが、こだわりの“ものづくり”をおこなっています。
地域の靴下づくりの文化を未来へと伝えたい。 そんな思いで、数年前に靴下ブランド「ROTOTO」を立ち上げた石井さんが最も大切にしていることは、靴下職人さん一人ひとりとの話し合いです。とことん履き心地と素材にこだわり、無数にある糸、そして、昔ながらの編み機と最新の編み機を駆使して、職人さんが理想の形へと仕上げています。 「靴下のものづくりの醍醐味は、糸と糸の掛け合わせなんですね。例えば、コットンとリネン、ウールとナイロン、それからシルクとコットンなどですよね。いろいろなものを掛け合わせて、素材と素材の良さを兼ね備えた生地を作って、新しい履き心地を作っていくのが楽しいですね」と石井さん。
ビジネスソックスから、カジュアルソックス、スポーツソックス、介護用のソックスなど、靴下とひとくちに言ってもその種類はさまざまです。 そして工場もそれぞれに得意な分野があると、石井さんは語ります。 「僕が作ったものと言うよりも、周りの工場と一緒に作ったものだと思っています。自分が住んでいる奈良県でものづくりをして、それを地域の人にも、そして、世界の人にも履いていただいているというのは不思議なことで、そして、うれしいですよね」 「made in Japan」だけでなく、「奈良県産」と書かれている「ROTOTO」の靴下。“一生愛せる消耗品”をコンセプトに、奈良の文化を世界に発信し続けています。 (TOKYO FM「DUNLOP presents みらい図鑑」2021年6月26日(土)放送より)
July 03, 2021 at 11:16AM
https://news.yahoo.co.jp/articles/da4a5bdfbf778fe3a0cec47920daab72f6b9a7bc
日本一の靴下の産地、奈良県・広陵町が誇る靴下ブランド「ROTOTO」のこだわりとは?(TOKYO FM+) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース
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