第34回東京国際映画祭が30日、東京・有楽町などで開幕し、アンバサダーを務める女優の橋本愛ら国内外の俳優や監督がレッドカーペットを歩いた。
今年は、メイン会場を東京・六本木から日比谷、有楽町、銀座エリアに移転。新設されたTIFFシリーズ部門など9部門で構成されている。113の国と地域から1533本の応募作の中から厳選された、15作品が最高賞を競う「コンペティション部門」の受賞発表は最終日の11月8日に行われる。
オープニングセレモニーにボタニカル柄のロングドレスの橋本は、レッドカーペットについて「新型コロナ(感染拡大)以前のような熱気を感じるような空気ではありませんが、こういう状況下で東京国際映画祭が開催されたありがたみをじんわり嚙みしめるような時間でした」と笑顔で振り返った。
海外に勧めたい日本の映画館の魅力について「映画館によって作品のセレクトや空気感、座席の質感も違う。その場所のその場所にしかない特別感が大好きなところです」とアピールしていた。
レッドカーペットには、女優・南果歩、美山加恋、富田望生、俳優・池松壮亮、「コンペ―」部門審査員長を務める世界的な女優・イザベル・ユペールらが登場した。オープニングでは、クリント・イーストウッド監督のデビュー50周年記念映画「クライ・マッチョ」を公開、クロージングでは、ブロードウェイ・ミュージカルの映画化「ディア・エヴァン・ハンセン」が公開予定となっている。
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