暖かい日が増えてくるにつれて、自分の汗の臭いも気になってくる。特に足元の臭いはなるべく抑えたいものだ。
足用の制汗剤などもあるが、靴下の素材を見直してみるのも手だろう。
そこで、近年開発されたという消臭効果の高い新素材｢Triporous™（トリポーラス™）｣が使われた靴下を試してみたところ、効果を実感することができた。
消臭素材トリポーラスを使ったミズノのソックス
Triporous（トリポーラス）ソックス・アンクル丈 税込2420円
撮影：森亮太
ミズノの｢Triporousソックス｣には、ソニーが開発した籾殻から生まれた多孔質のカーボン素材トリポーラスが使われている。
籾殻は日本だけで年間約200万トン、世界中では年間約1億トン以上も排出されていて、焼却によって温室効果ガスやPM2.5の発生源の一つになってしまう。
撮影：森亮太
トリポーラスは、その籾殻を原料にすることでできた多孔質素材だ。
多孔質素材というと、同じく消臭効果のある活性炭などをイメージする。
しかしトリポーラスは活性炭とは異なり、大きさの異なるさまざまなサイズの孔を持っていて、そのおかげで更に多く臭いの原因物質を吸着し、高い防臭・消臭効果を発揮してくれるのだという。
撮影：森亮太
ショート丈なので日常で扱いやすく、歩く際に負担のかかるかかと部分や、爪が当たって摩耗しやすいつま先がしっかり厚く編まれており、丈夫で長く使えそうな安心感があった。
やや厚みがある分、タイトな靴を履く際はサイズ感に注意したい。
消臭効果はバッチリ
撮影：森亮太
肝心の消臭効果だが、春にしては気温の高い日に仕事で一日履いて過ごしたところ、普段使っている綿の靴下に比べて、ほとんど臭いが気にならなかった。
トリポーラスの機能性がしっかり発揮されているおかげだろう。
これから更に気温が高くなり発汗量なども増える夏に向けても、頼れる一足になってくれそうだ。
足の疲労感の軽減にも
撮影：森亮太
つま先とかかとが分厚く編まれているおかげでクッション性が高く、軽く走ったりしても足への負担が少ない印象があった。
撮影：森亮太
さらに足の甲の部分にあたる場所には、土踏まずのアーチをサポートするための適度な締め付けがあり、甲高な私の足でも疲労が溜まりにくいと感じた。
移動や立ち仕事の多い人にも、疲労感を軽減してくれるアイテムとしてもおすすめできそうだ。
世界規模で大量に排出されている籾殻をリサイクルした製品を日常から使うことによって、環境負荷の少ない選択をしつつ、毎日の足元をより快適にすることができた。
April 03, 2024 at 04:00PM
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そろそろ気になる靴下のニオイ問題。立ち仕事・外回りにもピッタリな｢新素材の靴下｣が解決してくれた - Business Insider Japan
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