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分厚いタイツよりも…効果的な防寒対策は? 靴下専門店のオススメに「目からウロコだわ!」「北海道県民、実践して ... - 神戸新聞社

kutsu.prelol.com

「タイツはつま先まで作らないといけない関係で、分厚さには限界があるんですけど、レギンスはその制約がないので、とことん暖かくできる。だから、そういう点でも極寒の場合はレギンス+靴下がオススメです」

防寒対策が大切な冬、靴下専門店の「Tabio 靴下屋」の公式アカウントによる寒さ対策が話題に。タイツよりレギンスの方がどういった点でいいのか、防寒効果をさらに高める方法などをたずねました。

今回のライフハックには、「これは目からウロコだわ! いつもタイツを基本に考えてた! 早速厚手のレギンス買いにいく!」「重ねりゃいいってわけじゃないのね。氷点下の経験長いけど知らなかった。勉強になるわ…」と参考になるという声が多数寄せられました。

また、「北海道民です。冬は、指が自由に動くような、締め付けのない分厚い靴下と分厚いレギンスでした。正解だったんですね〜。しもやけ知らずで」「寒冷地で生まれ育って体感で理解してたから、裏起毛レギンス+極厚靴下にレッグウォーマーにオンしてたな」と自身の経験から納得する人や、「足が濡れたら靴下だけ履き替えられるから雨とか雪の日は特に◎」「靴がキツくならない」と実践している人からのコメントも。

もともと、冒頭の情報は、気温ごとに適したタイツのデニール数についてXで投稿したのが発端。「最高気温10度、最低気温5度の場合は110デニール」までは紹介されていたものの、「氷点下の場合を知りたい」という声があったのです。

そこで、「氷点下はデニールで選ぶよりバルキー系(コットンやウール素材を使った厚手の生地)の毛混や裏起毛など素材や編み方などを工夫したものの中で選んでもらった方がいい」「氷点下の場合は「マイクロファイバーレギンス10分丈」といったレギンス+ウールソックスみたいな感じがいいと思います。(氷点下だと、少しのムレがしもやけにつながるため、できるだけムレない組み合わせがいい)」と説明しています。

さらに、足を冷えやしもやけから守るために、公式アカウント「中の人1号(以下1号)」さんにレギンスとタイツについて詳しく聞きました。

タイツとレギンスの違いとは?

まず、ストッキングやタイツでよく聞く「デニール」は「デニールはナイロンなど、構成する繊維がひとつながりになった長繊維の糸の太さを表す単位」の単位で、大きいデニールのタイツは「太い糸で作ったタイツ」という意味になるそうです。

「太い糸で編んでも、隙間が空いてればそこから風が入るため、必ずしもデニールの大きさ=防寒力というわけではありませんが、仕様が同じであれば、一般的にはデニール数の大きなタイツの方が分厚く、暖かいというイメージです。『Tabio 靴下屋』で扱っている最も厚いタイツは、『400デニールソフトウエストタイツ』です」

タイツには分厚さに制約がある理由については、「『あまりにもデニールの大きい糸=太い糸で編むと、生地が分厚くなってしまい、靴を履く際に足の部分がキツくなってしまう(だから作らない)』という意味です」と、1号さんは説明。

一方、レギンスを作る際に使われる生地の素材は、「綿やウールなど、短い繊維を撚り合わせて糸にした短繊維も多く使われます。こちらはまた別の単位があり、組成も違いますので、単純に比較することができません」。

またタイツは「編み物」のように1本の糸をループ状につなげて作られ、レギンスは「編み物」としてつくられる場合もあるものの、多くの場合、生地を縫い合わせて作られるので、そもそもの成り立ちが異なっているのも大きな違いです。

そのためレギンスであれば、さまざまな種類の生地を使えて、薄いものから厚いものまでなんでも作ることができるのだそうです。

しもやけを避けたいとき…ソックスの素材は?

つま先のないレギンスとソックスという2つの衣類を組み合わせて着用する時、隙間を作らないために、どちらかが内側、どちらかを外側にして重ねることになります。より寒さを防ぐためには、どちらを外側にした方がいいのでしょうか。

「ソックスに蓋の役目を任せるという意味では、ソックスが外側の方が良いでしょう」

また、ムレはしもやけにつながりやすいとのことですが、「基本的に蒸れやすいのは化学繊維です。もちろん化学繊維でも、スポーツウェアにも使われているものなど、汗を吸い取って吐き出す力が優秀なものも増えてます。ですが『水分を保持する』ことができないので、ブーツや長靴などの中では湿気が飽和して蒸れてしまいます」と1号さん。

反対にムレにくいのは繊維自体が「水分を保持する」ことができる天然素材とのことですが、天然素材であれば何でもよいわけではないそうです。

「綿は特に保持する力が強いのですが、湿気を吐き出す力が弱いため、保持した水分が一定量を超えるとムレてしまいます。その点で最もムレに強いのはウールとシルクです。ともに湿気を吸い取り吐き出す力が強いからで、この優れた湿度コントロール能力は、まだ人間の手では生み出せないレベルにあります」。温かく、汗などの水分を吸い取って吐き出すウールは、寒さ対策としもやけ予防に適任のようです。

◇ ◇

タイツ、レギンス、ソックスの形や厚み、素材の特徴を理解して、この冬もしっかり寒さ対策、しもやけ対策をしたいですね。ちなみに「Tabio 靴下屋」で扱っている最も分厚いのはルームソックス用の「三層パイルの裏モコモコソックス」。断熱繊維を使用しているので、家での冷え対策にはぴったり。

また機能性に特化したブランド「TABIO LEG LABO」では、この冬、着用する人の体温を活かし心地いい温かさを保つ「光電子(こうでんし)」シリーズが登場。「アメリブレッグウォーマー」「ラインパイルソックス」「5本指つま先ハーフソックス」「かかとウォーマー」「5本指ソックス」「2wayウォーマー」「ボディウォーマー」「ボディウォーマーパンツ」がラインナップされています。

■Tabio 靴下屋(@Tabio_JP)のXアカウント https://twitter.com/Tabio_JP
■Tabio 靴下屋 公式オンラインショップ https://tabio.com/jp/
■「光電子」シリーズ https://tabio.com/jp/kodenshi/

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December 20, 2023 at 05:10AM
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