小学1年のヒカルは特別支援学級で学びながら、自分の意見や感情を少しずつ言葉にできるようになっていきました。自宅では、さまざまなことを私に話し始めました。
「靴下は、この辺が当たって嫌だ」
見てみると、つま先付近に横方向の縫い目があります。幼稚園の頃から靴下を履きたがらない理由がやっと分かりました。洋服店を探し回り、縫い目がない5本指の靴下や足袋型靴下にしました。
「肌着もなんかこの辺がチクチクする」
見てみると、タグや縫い目の場所でした。しかし、タグ無しの服はあっても、縫い目がない肌着は見つかりません。結局、裏返しにして着ることにしました。
それを見た夫は「ちゃんと着なさい。恥ずかしいだろ」と叱ります。私が事情を説明したのですが、首をかしげるばかり。相変わらず納得できないようでした。
一方、裏返しに着ていることを特別支援学級の担任に話すと、「教えてもらってよかったです。知らないと着替えさせることもありますので」。その後、タグも縫い目もない肌着を見つけ、購入しました。
布団も同様です。「なんか寝られないのは、布団のここが気持ち悪いから」
シーツがシワになってると、背中が気持ち悪くて眠れないということでした。かけ布団も自分が納得できる配置になるまで何度もかけ直します。夜中、寝ているうちに布団がぐちゃぐちゃになると「きれいにして!」と私を起こします。
◇
相手の発言の真意を理解できていないケースもありました。
「バカと言われた。ぼくはバカなんだ」と言うので、よく話を聞くと、相手は「もう~バカなんだから~」とかわいがるような言い方でした。冗談も通じず真に受けてしまうため、「ドジだね~」と言われて落ち込んだり、怒り出したりすることも。コロナ下に「お店に入る時、熱を測って熱があったら入れません」という説明には「分かりました。入れないんですね。帰ります」と測る前に帰り出すこともありました。
「たたかれた」と言ったのは実は、「ヒカルさん」という呼びかけと同時に、肩をトントンされたということでした。「よく頑張ったね」と頭をポンポンされた時にも、「たたかれた」と感じたようです。頭や身体を優しくポンポンされたとしても、相手の気持ちを読み取るのが苦手な特性があるため、「たたかれた」と受け止めていたのです。刺激に対する体そのものの感じ方も違うのでしょう。...
March 25, 2024 at 03:00PM
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意見や感情を少しずつ言葉に 靴下を履きたがらない理由が判明【子が学校に行かない・母親の日常47】|【西日本新聞 ... - 西日本新聞
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