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靴の買い方に新提案 130万人が足型をとったZOZOMAT - 日経クロストレンド

kutsu.prelol.com

ショッピングサイト「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」を運営するZOZOの足型計測マット「ZOZOMAT(ゾゾマット)」は、2020年2月末の配布開始から4カ月で配布数が約130万枚に到達。靴の専門モール「ZOZOSHOES(ゾゾシューズ)」の売り上げアップに貢献している。

ZOZOMATの上に足を乗せ、スマートフォンで7つの角度から写真を撮ると、計測結果から相性度の高い靴を提案してくれる

ZOZOMATの上に足を乗せ、スマートフォンで7つの角度から写真を撮ると、計測結果から相性度の高い靴を提案してくれる

サイズではなく形状を計測し“相性”のいい靴を提案

 「ZOZOSHOES」は、ショッピングサイト「ZOZOTOWN」内に2020年3月4日にオープンした靴の専門モール。ZOZOTOWNを運営するZOZOはZOZOSHOESのオープンに合わせ、同年2月末に足型計測マット「ZOZOMAT」の無料配布を開始した。これはスマートフォンを利用して足の3Dサイズを測定するためのマットで、足長(つま先からかかとまでの長さ)、足囲(親指と小指の付け根を通る周りの長さ)、足幅(親指と小指の付け根を結ぶ線の長さ)、かかと幅、足甲高さをミリ単位で確認できる。

 ZOZOMATはZOZOTOWNのサイトから申し込めるようになっており、その配布数は20年6月末時点で約130万枚で、約113万人が実際に計測した。ZOZOのデータによれば、ZOZOMATの予約と同時にZOZOTOWNの会員となった利用者が13万人以上いるとのことで、ZOZOMATがZOZOTOWNの会員獲得に貢献しているのは間違いない。ZOZO 想像戦略室 プロジェクト管理本部長の乾卯太弘氏は「コロナ禍で消費者の買い物が店舗からEC(電子商取引)に移行し、それまで靴を実店舗で購入していた層もネットで買うようになった。具体的な効果は数値化できないが、ZOZOMATはZOZOSHOESの売り上げが好調な要因の1つと言える」と話す。

2020年3月4日に「ZOZOTOWN」内にオープンした靴の専門モール「ZOZOSHOES」。カテゴリー別、シーン別、機能別など靴に特化した検索機能が用意されている

2020年3月4日に「ZOZOTOWN」内にオープンした靴の専門モール「ZOZOSHOES」。カテゴリー別、シーン別、機能別など靴に特化した検索機能が用意されている

 ZOZOMATが便利なのは、その測定データを基にZOZOSHOESで扱っている対応シューズ(1173モデル、2020年10月29日時点)の中から「相性度」の高いモデルを提案してくれる機能があることだ。相性度とはZOZOMATの測定データと靴のデータ、利用者が回答したアンケートデータなどを基に、締め付け具合の好みなども含めて、満足してもらえる確率をパーセンテージで示したもの。ZOZOMATを利用して靴を購入した人たちの反響もおおむね好評で「自分が思っているサイズと違うサイズをリコメンドされたが、ZOZOMATを信じて買ったらピッタリだった」といった声が相次いでいるという。

 「フィットする靴を選ぶのに必要なデータはサイズだけではない。また同じサイズでもメーカーやブランドによって少しずつフィット感が違う。自分が履いている靴と同じものなら問題ないが、他のメーカー、ブランドの靴を購入するときには類推が利かない。そこを提案できるのがZOZOMATの強み。ZOZOMATは足のサイズではなく足型を計測して相性度を提示している」と乾氏。ZOZOMAT対応シューズは非対応シューズに比べて返品率が36.9%も低いとのことだ。

ZOZOMATでの測定結果(左)から「相性度」の高い靴を提案してくれる

ZOZOMATでの測定結果(左)から「相性度」の高い靴を提案してくれる

 新型コロナウイルス感染症拡大で小売業は大ダメージを被ったが、洋服や靴のように店舗に出向いて試着しないと本当に自分に合うサイズか判断しにくい商品の場合はことさらだ。靴の販売において、その課題を解決したのがZOZOMATと言えるだろう。

 ZOZOMATで収集したビッグデータはAI(人工知能)で学習しており、提案の精度は日々向上している。「ZOZOTOWNの年間購入者数は約800万人だが、アクティブ会員の約4割は1度もZOZOTOWNで靴を買っていない。そこを取り込みたい」と乾氏は抱負を語った。

ZOZO 想像戦略室 プロジェクト管理本部長の乾卯太弘氏

ZOZO 想像戦略室 プロジェクト管理本部長の乾卯太弘氏

(写真提供/ZOZO)

■変更履歴
タイトルに「130万人が足型をとった」とありましたが、130万人はZOZOMATの配布数で、実際に足型を測定した人数は約113万人でした。タイトルを修正、本文に説明を追加しました。お詫びして訂正いたします。[2020/11/25 13:20]


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November 25, 2020 at 03:07AM
https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/watch/00013/01230/?i_cid=nbpnxr_top_new_T

靴の買い方に新提案 130万人が足型をとったZOZOMAT - 日経クロストレンド
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