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【データで読む】世界の靴市場でプレゼンスが高まるベトナム - SankeiBiz

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 人々のライフスタイルや嗜好(しこう)が多様化する中、靴や履物もさまざまな商品が店頭に並んでいるが、日本国内で販売されているものには、海外で生産され、輸入されたものが多い。

 財務省貿易統計によれば、2020年1~12月の1年間における日本の靴・履物の輸入総額は約4733億円で、最大の輸入相手国は全体の46%(約2161億円)を占める中国だが、2位はベトナムであり、約1181億円と25%を占めた。

 トレード・マップによれば、ベトナムの靴・履物輸出額は10年以降、年平均成長率15.4%で増加しており、19年には190億ドル(約2兆円)と世界全体の13%を占め、中国に次ぐ規模であった。この急成長を受け、靴・履物はベトナムの19年の輸出の中でも4番目に大きい主要品目となっている。主要輸出相手国としては、米国が約67億ドルと35%を占め最大であるなか、日本も約10億ドル(5%)で5位に入っている。

 ベトナムは、安価な労働力を背景に、労働集約的な工程を中心として世界的な外資系靴メーカーによる投資を呼び込み、17年には、ベトナムで生産される靴の9割近くが輸出向けであった。近年では、最大輸出国である中国の人件費上昇を受けベトナムの労働力の優位性が増しているほか、米中関係の悪化に伴う中国からベトナムへの生産移転の動きが見られる。

 さらには19年に締結された欧州連合(EU)とベトナムとの自由貿易協定(FTA)に基づき欧州向けの輸出増加が見込まれており、世界の靴市場におけるベトナムのプレゼンスが、今後一段と高まる可能性がある。(日本政策投資銀行産業調査部 北添剛)(編集協力=日本政策投資銀行)


April 26, 2021 at 05:15AM
https://www.sankeibiz.jp/macro/news/210426/mcb2104260532001-n1.htm

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