靴下の製造工程でできる端切れ「輪っか」の指編みが、ネット動画などで人気を呼んでいる。靴下を特産品とする兵庫県加古川市では、夫が靴下メーカー社長を務める横山亜由美さん(56)=同市=が友人と独自の編み方を考案し、「ユニノワール」という名前でワークショップを開催。地元の「BAN-BAN(バンバン)テレビ」の番組にも出演して編み方を紹介している。(増井哲夫)
一般的な靴下は筒状に編み、つま先部分を縫製した後に縫い代を切断して完成させる。カットされた縫い代はリング状の端切れ(輪っか)として、多くは廃棄されていた。
横山さんは2020年11月、同市志方町の靴下メーカー「ユニバル」社長で夫の裕司さん(56)から「輪っかで何かができないだろうか」と相談を受けた。志方地域では、かつておばあちゃんが指編みで敷物を作っていた。ただ、廃材の輪っかは硬くて伸びないため、作れる物が限られる。工場で使っていた糸の色も限られていたため、「難しいんじゃない」と伝えた。
すると、裕司さんは「なら輪っかから作ってみよう。糸ならある」と、妻を工場2階に案内。そこには色とりどりの靴下糸が大量にあった。「靴下産業が盛んだった頃は糸の仕入れがどんぶり勘定だった」といい、使われずに在庫になっていた物だった。
そこで、趣味で編み物をしていた友人の新田三香さん(56)=同市=に声をかけ、編み方やどんな物が作れるかを考えていった。まずはユニバルで、さまざまな色の輪っかを生産。それらの輪っかを自由に組み合わせ、曲線などの作り方を工夫して指編みし、かばんやかごなどを完成させた。
21年7月には、高校の同級生が営む同県高砂市高砂町鍛冶屋町のカフェ「季(とき)のしずく」で初のワークショップを開いた。かばんやかご作りに取り組んだ参加者たちには「難しくないのでびっくりした」「輪っかの色の組み合わせを考えるのが楽しい」と好評で、以降も月1回開くことになった。
同じ頃、ユニバルの靴下モデルで、バンバンテレビの番組で編み物コーナー「きしもん☆あみもん」を担当していた岸本千尋さんに誘われ、横山さんも出演することになった。毎週月曜昼の15分間、輪っかの指編みを実演しながら、岸本さんとトークを展開する。
横山さんは「編み方はシンプルだけど、輪っかの色選びにはその人の個性が表れる。多くの人に広まって、いろんな作品のアイデアが生まれてほしい」と話す。
輪っかはネット販売している(「ユニバルショップ」で検索)。次回のワークショップは7月24日午後2時から「季のしずく」で。同店TEL080・3800・0429
July 05, 2022 at 03:30AM
https://www.kobe-np.co.jp/news/touban/202207/0015442051.shtml
靴下の端切れ「輪っか」がカラフル雑貨に変身 独自の「指編み」で個性あふれる作品続々 - 神戸新聞NEXT
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