K-POPに関する音楽授賞式が数多く開催される年末。先日も「MMA(Melon Music Award)」と「MAMA(Mnet Asian Music Awards)」が連日で開催された。 【写真】BTS、TWICE、IZ*ONE、NCT他の豪華なステージ 今回は、12月6日に開催されたアジア最大級の音楽授賞式「2020 MAMA」にクローズアップ。TWICEやIZ*ONEが新曲を初披露したりと盛りだくさんだったが、なかでもSNSで話題になったステージを紹介したい。
BTSの感動的な演出にファン涙
BTSは今回、「今年の歌手賞」をはじめ、「今年の歌賞」「今年のアルバム賞」「男性グループ賞」「男性グループベストダンスパフォーマンス賞」「ベストミュージックビデオ賞」「ベストコラボレーション賞」「WorldwideFans’ Choice賞」「Worldwide Icon Of The Year賞」など計9つの賞を受賞。K-POPにおいて実力・人気共に頂点にあることを改めて知らしめる結果となった。 そんな彼らは、3曲をまったく異なる場所と演出で披露。1曲目の「ON」はスタジアムのようなところで大勢のダンサーたちと共にダイナミックに、2曲目の「Dynamite」は色とりどりの花火に囲まれながら華やかに魅せた。 そして最も注目を集めたのが、3曲目の「Life Goes On」。時が止まった世界が再び動き出すという、コロナ禍の人々の心に寄り添うようなストーリーのこのステージでは、曲の最後の方で、怪我で療養中のSUGA(シュガ)が皆と並んで歌っているように見える演出を行ったのだ。本当にそこに立っているように見えることから、一瞬、本当にSUGAが登場したと思った人もいるかもしれない。SNSには「感動した!」「泣いた…」といったコメントが溢れていた。
人気サバイバル番組を予告するバトルパフォーマンス
MAMAでは毎回、事務所を越えたコラボステージが見られる。例えば昨年は、NiziUのプロデューサーとして知られるJ.Y. Parkが人気女性グループのMAMAMOO(ママム)とコラボ。特にJ.Y. ParkがMAMAMOOの一人であるHWASA(ファサ)とお揃いのビニールをまとったような透け透け衣装で歌い踊るステージには、観客のみならず他の出演者たちも驚いていた。 今回もコラボステージはいくつかあったが、中でも注目を集めたのが、THE BOYZ、Ateez、Stray Kidsの人気ボーイズグループ3組が王冠を巡ってバトルするようなストーリー仕立てのステージ(それぞれのグループのパフォーマンスは次ページの動画を参照)。圧倒的な熱量で繰り広げられた3組のパフォーマンスは、SNSでも話題になった。 実はこのステージは、韓国のエンタメ専門チャンネル「Mnet」で来年放送予定(具体的な時期はまだ未定)のサバイバル番組「Kingdom」を予告するためのもの。昨今、「Produce101」シリーズや「虹プロ」の影響で韓国のサバイバルオーディション番組への関心が高まっているが、すでにデビューしているグループが競い合う番組も最近登場している。それが昨年9月に放送され大人気となった、女性グループたちが競い合う番組「Queendom」だ。今回は、その男性版である「Kingdom」に出演予定の3組が前哨戦的にステージを披露したというわけだ。
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