2020年12月29日 10:00
12月26日~27日の国内映画ランキング(全国週末興行成績・興行通信社提供)が発表された。今週の動員ランキングは、「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」(東宝/アニプレックス)が土日2日間で動員57万6000人、興収9億800万円をあげ11週連続で首位を達成した。累計では動員2404万人、興収324億円を突破し、ついに2001年の公開以来19年間トップに君臨した「千と千尋の神隠し」の記録を抜き、歴代興収ランキング1位の座に輝いた。全国82館でMX4D、4DXの上映が始まり、それに合わせた入場者特典の配布が実施された今週末の前週比は動員で204%、興収で232%という驚きの結果に。年末、お正月興行で記録をどこまで伸ばすことができるのか注目だ。
2位には土日2日間で動員23万4000人、興収2億7600万円をあげた「劇場版ポケットモンスター ココ」(東宝)が初登場。ファミリーを中心に集客し、初日から3日間の累計では動員32万人、興収3億7800万円をあげるヒットスタートを切った。ポケモン映画23作目となる本作では、上白石萌歌が演じるポケモンに育てられた少年・ココと、中村勘九郎が演じるココを育てた幻のポケモン・ザルードの親子愛を描かれる。監督は「劇場版ポケットモンスター みんなの物語」を手掛けた矢嶋哲生。
「新解釈・三國志」(東宝)は土日2日間で動員18万5000人、興収2億6300万円をあげ3位にランクイン。累計では動員165万人、興収22億円を突破した。
「映画 えんとつ町のプペル」(東宝/吉本興業)は、土日2日間で動員14万4000人、興収2億700万円をあげ4位にランクイン。お笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣のプロデュースによる同名ベストセラー絵本を、西野自らが製作総指揮・脚本を手がけ、アニメ映画化。監督は廣田裕介、声の出演は窪田正孝、芦田愛菜、立川志の輔、小池栄子ほか。
このほか新作では「ジョゼと虎と魚たち」(松竹/KADOKAWA)が9位でスタート。03年に犬童一心監督で実写映画化もされた田辺聖子の同名短編小説をアニメ映画化。監督はタムラコータロー、声の出演は中川大志、清原果耶、宮本侑芽ほか。
既存作品では6位の「STAND BY ME ドラえもん2」(東宝)が累計で興収21億円、今週惜しくも圏外となった「滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie」(松竹)が興収15億円を突破した。
(映画.com速報)
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