2021年08月26日11時41分
日本テレビ系の情報番組「スッキリ」でアイヌ民族への差別的表現があった問題に関し、日本テレビは26日、同番組内で差別的表現を放送してしまった経緯と再発防止策を説明、改めて謝罪した。
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問題となったのは3月12日放送の事前収録されたコーナーで、出演タレントが動物の名前に引っ掛けた駄じゃれを用い、アイヌ民族に対する差別的な発言をした。放送倫理・番組向上機構(BPO)放送倫理検証委員会は7月、「放送倫理違反があった」と指摘した。
番組では、担当者全員がアイヌ民族の歴史や差別に関する知識が乏しく、内容を第三者的視点でチェックする体制がなかったことなどを問題点として挙げた。アイヌ民族の歴史や当事者の取材も行い、研修や可能な限りVTRを番組担当者以外が確認する体制の構築などの再発防止策に取り組むことを説明した。
司会の加藤浩次さんは「差別の意識がなかったとしても、それは差別に当たる。僕自身も北海道出身という立場にありながら、速やかに謝罪できなかったことをおわび申し上げる」と語った。
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