■主演発表から1日で100件の祝福
令和仮面ライダー第3弾で、仮面ライダー生誕50周年記念作品となる『仮面ライダーリバイス』は悪魔と契約する仮面ライダー。敵は、デッドマンズとよばれる悪魔崇拝組織。デッドマンズはバイスタンプという不思議なスタンプを利用し、人間の内に潜む悪魔を実体化させてデッドマンとよばれる怪物を生み出す。デッドマンの魔の手から大切な家族を守るため、主人公の五十嵐一輝は、内に宿る悪魔・バイスと契約。一輝は「仮面ライダーリバイ」に変身し、悪魔のバイスは「仮面ライダーバイス」に変身する。ヒーローと悪魔が相棒を組むという、かつてない1人で2人の最強コンビの仮面ライダー『仮面ライダーリバイス』の誕生となる。
――自己紹介をお願いします!
仮面ライダーリバイ/五十嵐一輝役の前田拳太郎です! 五十嵐一輝は、すごく真っすぐでマジメ。家族や銭湯とか自分の大切なものを守るために一生懸命な人間です。悪魔のバイスと一緒に、これから戦っていくんですけど、掛け合いとかも面白いので、ぜひ見てほしいです。家族という日常のテーマと、悪魔という非日常のテーマが2つ合わさって面白い作品になっています。そこも見どころだと思います!
――主演を務めることが発表され、反響はありましたか?
映画(『劇場版 仮面ライダーリバイス』は『セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記』上映後にサプライズ発表)が公開された日は結構、大変な撮影があって…。なかなか携帯電話を見ることができず、みんなで撮影に取り組んでいました。タイミングを見て携帯電話を見たらLINEが70件とか来ていました。最終的に100件ぐらい来ていたと思います。いろんな人から「おめでとう」と言っていただいて、たくさんの人に見てもらえたんだなと思いました。だから、もっと頑張っていかないといけないなって思います。
――中でも覚えている言葉は
映画を見てくれた人もいて「感動した」と。友だちとかも、ドラマで僕がちょっとだけ出ただけでも「泣きそうなぐらいうれしかった」という人もいるので、今回、映画にもテレビシリーズにも出るので…。みんな「感動した」と言ってくれますね。
――相棒となる木村昴さんの印象は
僕、もともとアニメが好きなんです! 隣で木村昴さんがアフレコしていて…。もうアフレコする度に興奮して、声を聞いていると耳が幸せなんですよ(笑)。2人でバディとして戦う。「相棒」と言ってくれて、僕も「師匠」だと思っている。これから2人で1年間やっていくのが、憧れの声優さんなので、すごく楽しみですね。
――特撮の現場だなと思ったできごとはありますか?
アクションシーンが多いです。アクションシーンの前は、みんなで練習をしたり、ここまでしっかりアクションをできるのは「仮面ライダー」シリーズならではだと思います。空手をやっていたこともあるので、アクションを強みにできるぐらい、これから1年間しっかり勉強したいです。スーツアクターさんもいるので間近ですばらしいアクションも見ることができる。1年後には「アクションが得意です」と言えるようになりたいです。
■変身シーンのポイントを解説 注目は指先の細かな動き
――仮面ライダーといえば変身が見どころです。ポイントは?
50周年の作品で、五十嵐ポーズという手で「50」を作るポーズ。これが、こだわりです。「沸いてきたぜ」というせりふがあるんですが、手にも注目です。手を開いて甲を見せて、指をゆらゆらさせるのですが、ゆらゆらさせるのは厳密に言えば人差し指、中指、薬指だけなんです。温泉マークを意識して、まねするときは、そこがポイントです!
――小さなところまで、こだわりがあるんですね! その案は、どこから?
これは、スーツアクターの縄田雄哉さんが持ってきてくれた案です。変身ポーズもベースは縄田さんが作ってくれて、そこに僕の希望も入れていただき、作りました。縄田さんのアイデアと僕のこだわりの詰まったポーズになりました。
――変身ポーズの練習は、どれぐらいしましたか?
変身ポーズが決まって、劇場版の撮影がすぐに始まったんです。縄田さんが動画で変身ポーズを撮ってくれたので、劇場版のために家で動画も見ながら鏡を見て何回も変身しました。そのあと、僕用のベルトいただいたので、つけて練習しました。ベルトをつけて変身すると懐かしい気持ちにもなりましたね。練習なんですけど、変身ごっこをして遊んでいるような(笑)。21歳なんですけど、楽しみながら練習できました。
――そんな自分用の変身ベルトのリバイスドライバーを巻いた感想は
50周年ということで、たくさんの先輩ライダーの方たちが何人もいる。その重みが、ベルトにのしかかってくるような。すごく重たいベルトだなと思いました。
――思い出深い仮面ライダーは
『仮面ライダーカブト』です。僕は小さいころ、めちゃめちゃ弱虫だったんです。運動神経も悪くて…。そんな自分と正反対の存在が天道総司。強さだったり、堂々としている姿、男らしさという自分にないものを持っていて、憧れてましたね。
――50周年記念作品です。プレッシャーを感じますか
50周年というプレッシャーは、すごくかかってます。『スーパーヒーロー戦記』には、「仮面ライダー」シリーズ、「スーパー戦隊」シリーズの全作品のヒーローが出てきた。これだけのライダーがつないできたものを、今度は自分たちが後につないでいかないといけない。そう思うとプレッシャーでした。ですけど、今は撮影をしていて毎日が楽しい。キャストのみんなも仲が良くて。プレッシャーも感じていますけど、やっぱり楽しいという気持ちが今は1番強いですね。
――『スーパーヒーロー戦記』はご覧になりましたか?
観ました! どういうふうに自分たちが撮影したものが使われるのか、わかっていなかったんです。実際に『スーパーヒーロー戦記』を観て、こんなにサプライズなのか、と。そして、1番最後にスタンプで「前田拳太郎」と「木村昴」と押されたのを観て、世の中に自分の名前が出ていったんだなと感じました。やっぱり、夢がかなったんだと思って、うれしかったです。
――ご家族の反応は
両親も妹も観たそうです。なぜか、全員バラバラなんですが(笑)。妹は妹の友だちを、お母さんもお母さんの友だちをサプライズで連れていったそうです。お父さんは、なぜか1人で(笑)。家族に観てももらえたのは、うれしいです。お母さんは、まだ何回か観に行くんじゃないかな(笑)。
――相棒の木村昴さんにメッセージを
昴さん、これからいろいろ迷惑をかけることもたくさんあると思います。昴さんは、これから一生、僕の「師匠」だと思っています。いつも優しくしていただいて、ありがとうございます。これから、よろしくお願いします!
――最後に『仮面ライダーリバイス』の見どころをお願いします
『仮面ライダーリバイス』は、いつもと雰囲気が違うと思います。孤独な仮面ライダーも多かったですが、今回のテーマは家族。家族愛や人間関係、兄弟との仲の良さなど、皆さんにも身近なテーマだと思いますので共感できると思います。さらにバディを組んで戦う。バイスとのコンビネーションはかカッコいいと思うので、子どもたちの憧れになれればいいなと思います。僕たちも全力で『仮面ライダーリバイス』をカッコいいものにしているので、ぜひ見ていただきたいです。お風呂が嫌いな子どもたちもいると思うので、気持ちよさそうに入る僕たちを見たら「お風呂に入りたい」と思ってくれるかもしれません(笑)。
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