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安全靴より軽い 普段使いできる防災シューズ開発へ寄付呼び掛け - 毎日新聞 - 毎日新聞

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暗闇では蓄光合皮が発光する災害対策シューズ=岩渕コーポレーション提供

 災害時に足の安全を守ろうと、岡山市北区の保険代理業「岩渕コーポレーション」が、安全靴よりも軽くて普段使いできる「災害対策シューズ」の開発を企画し、26日までクラウドファンディング(CF)で製造資金を募っている。ただ、16日午前10時現在で集まったのは約139万円で目標額の270万円にはほど遠く、企画した同社の上野明さん(55)は「災害発生時に足元を守るのは重要で、この靴を防災用品のスタンダードにしたい。ぜひとも支援してほしい」と呼び掛けている。

被災現場で必要性実感、試作繰り返し

開発した靴の試作品を持つ上野明さん=岡山市北区で、2021年2月9日午後2時19分、岩本一希撮影

 靴は消費税、送料込みで一足3900円で、S~Lの3サイズがある。くぎや割れたガラスなどの踏み抜きを防止する中敷きは、強度を高めた繊維製で柔軟性がある。片足約200グラムで金属製の中敷きを使う安全靴よりも軽く、長距離を歩くことが可能。アウトドアや散歩など日常での使用も想定した。

 上野さんは、2011年の東日本大震災の際に津波で部下を亡くしたほか、16年の熊本地震では熊本県合志市の実家が損壊。さらに、2018年の西日本豪雨では、当時務めていた紳士服の製造・販売会社の社員として避難所に支援物資を届けた際、スリッパで避難している人を見かけて「災害時に足を守ることは重要ではないかと感じた」。防災用品について調べてみると、避難後に使う品物が充実する一方、避難をする時に足元を守る品が少ないことに気づいたという。

岩渕コーポレーションが開発した災害対策シューズ=同社提供

 「なんとかしなければ」と靴の開発を決めた上野さんだったが、靴の製作は初めての経験で、現在の勤め先にも資金が無かった。そこでCFで資金を募り、既存の靴を改良して開発することに。地元・岡山で地下足袋などを手掛ける「丸五」(倉敷市)の避難用シューズをベースに選び、災害発生時は屋外と同様、屋内にもガラス片などが散乱している可能性があるため「屋内でもすぐに見つけられるように」と、蓄光顔料を塗った合皮を取り付け、暗闇や夜間でも目立つように工夫した。

 約1年間、試作を繰り返し、昨年末からCFの募集を開始したが、上野さんが選んだのは「オールオアナッシング型」という募集期間中に目標額を達成できなければ資金を獲得できない方式で、26日までに目標に届かなければ靴は製造されない。上野さんは「災害への危機管理があれば自分の命を守れる。なんとしてもこの靴を世に出したい」と意気込んでいる。CFは「マクアケ」のサイト(https://www.makuake.com/project/lumina-tasukaru/)で実施している。【岩本一希】


February 16, 2021 at 11:45AM
https://mainichi.jp/articles/20210216/k00/00m/040/101000c

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