車の部品の中でもリサイクルが難しいとされてきたエアバッグやシートベルトを再利用する試みが、岐阜県多治見市の事業所と可児市の靴工房で行われている。エコバッグや靴の素材として取り入れ、オリジナル製品として販売を始めた。「丈夫な素材でSDGs(国連が掲げる持続可能な開発目標)の精神にも合う」と利用を呼び掛けている。
エアバッグは安全上、再使用することができず、業者が作動させるなどして取り出し、布は多くが廃棄処分されている。シートベルトも他の金属部品などに比べリサイクルが遅れている。愛知県春日井市の自動車解体業「JVH」がSDGsの取り組みを進める過程で、知人を通して協力を呼び掛けた。
エアバッグのエコバッグを作ったのは、就労継続支援A型施設「ひつじぐも・サン」(多治見市本町)。スタッフが分担してピンク色や水色のナイロン生地を取り、横43センチ・縦25センチの大サイズと、横21センチ・縦30センチの小サイズをまちを広めにとって製作。犬猫のロゴを入れてそれぞれ800円、500円で発売した。
宮崎里美代表(55)は「頑丈なので縫い目をほどくのも大変だが、素材は優秀。社会の役に立てばスタッフの自信にもつながる」と取り組んだ狙いを話す。
シートベルトを使った靴を作るのは、可児市広見の奥村靴工房代表の奥村真司さん(39)。茶に染め付けた革にシートベルトを組み合わせたチャッカブーツや、黒の甲革に同系色のシートベルトを巻き付けたビジネスシューズなどを注文に応じて作る。ブーツの靴底にはタイヤのゴムも使用。教えられればシートベルトと分かり、ビジネスシーンでもさりげなく話題を提供できそうだ。
奥村さんは「シートベルトは伸びないので、革の動きを妨げない位置に置くなど工夫した。異素材の面白みを感じてもらえれば」と話す。料金はフルオーダーで4万8千円から6万円。
連絡先はひつじぐも・サンが電話0572(25)3485、奥村靴工房が携帯電話090(7911)3995。
February 17, 2021 at 06:14AM
https://www.gifu-np.co.jp/news/20210217/20210217-45650.html
「異素材」シューズ靴底はタイヤ、ブーツにシートベルト 車の部品を日常アイテムに - 岐阜新聞
https://news.google.com/search?q=%E9%9D%B4&hl=ja&gl=JP&ceid=JP:ja
Mesir News Info
Israel News info
Taiwan News Info
Vietnam News and Info
Japan News and Info Update
Bagikan Berita Ini
0 Response to "「異素材」シューズ靴底はタイヤ、ブーツにシートベルト 車の部品を日常アイテムに - 岐阜新聞"
Post a Comment