堤恭太
【埼玉】アイヌ民族の文様を編み込んだ靴下を販売している靴下店が、さいたま市にある。アイヌ文化では、足先から邪気が入らないように文様を施しているという。国立アイヌ民族博物館がある北海道白老町の民族共生象徴空間(ウポポイ)でも先月末から正規販売されるようになった。
「イワンケ」と名付けた靴下を販売しているのは、北海道出身で同市浦和区岸町4丁目の「さきっちょ」店主の越野陽子さん。イワンケとは、アイヌ語で「元気である」「健やかである」という意味の動詞だ。
2011年に靴下販売業を始めた時から扱っていたが、10年で600足とあまり売れなかった。文様の意味やアイヌ文化がわかる所でも売ろうと考え、思いついたのが20年7月にオープンした同博物館だった。
国立の施設だけに交渉は難航したが、友人のアイヌ工芸作家の星野工さんから、文様や配色などのアドバイスを受けて製品の改良を重ね、この春にようやく認められた。
1足2640円。ビンテージのイタリア製の特殊な編み機を使い、熟練の職人が編み上げている。しっかりとした縫製で、履き心地もプリント柄の靴下とは違い、心地よいという。ただ、低速で編み込むため1日20~30足しかできないという。
越野さんは「最近は人気漫画のゴールデンカムイの影響で興味を持つ人も出てきて人気商品になりつつある。自然と調和し共存するアイヌ民族の世界観も理解してもらいたい」。(堤恭太)
May 17, 2022 at 09:00AM
https://www.asahi.com/articles/ASQ5J73G1Q5DUTNB009.html
アイヌ民族の文様を靴下に さいたまの越野さん、ウポポイでも販売 - 朝日新聞デジタル
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