2021年9月15日 14:39 3995
本作は嵐が2018年11月から2019年12月にかけて計50公演を行ったデビュー20周年ツアー「ARASHI Anniversary Tour 5×20」より、ファイナルの東京・東京ドーム公演の模様を125台のカメラで記録したもの。今年6月に中国・上海で開催された「第24回上海国際映画祭」ではこの作品のワールドプレミア上映が行われたが、このたび嵐のデビュー記念日である11月3日にドルビーシネマ限定で先行公開され、大野智の41歳の誕生日である11月26日に全国公開されることが決定した。
嵐の結成記念日である本日行われたジャパンプレミアでは、櫻井と堤監督が
通常のコンサートの模様を収めた作品ではなく、撮影のためだけにスタッフや観客が集まって制作されたこのライブフィルム。MCや楽屋裏のシーンはほとんどなく、ステージに立つ嵐の姿が125台のカメラで撮影された。櫻井は「全員で1つの作品を作ろうという“チーム嵐”の熱気を感じてもらえたらなと思います。総力戦ですね」と力強くコメント。堤は多くのスタッフを総動員して作り上げたライブフィルムの制作秘話について「撮影当日は映画界の中心人物がたくさん集まってまして、これは映画業界からすればえらい迷惑なことです(笑)」と冗談めかしながらも、「ツアータイトルが『ARASHI Anniversary Tour 5×20』だったので、5×20=100台以上はカメラが必要だなと。一瞬足りとも撮り忘れている時間をなくす。125台でも足りないという気持ちでしたね。多くのカメラによって、そこに嵐がいるような雰囲気を作ることができました。ちょっとした肩の触れ合いとか、嵐っていいなと思えるカットが撮れました」と作品の魅力を余すことなく語った。
さらに撮影秘話に関するトークは続き、櫻井が「普段、ライブ映像を撮影するときは、お客さんの視界を遮らないような場所にカメラを置くんだけど、今回はファンの皆さんの視界を遮るような場所にカメラをセッティングしてもらったんです。撮影中はいいものを作ろうっていうお客さんの熱気をすごく感じました」とコメントすると、堤は「お客さんとは“共犯”関係だね?」と嵐がスタッフや観客と一丸となってライブフィルムを作り上げた点を強調した。そして話題はステージでの櫻井の魅力について及び、実際にライブを観た有働は「普段『news zero』でご一緒しているときはクールビューティなんですけど、ラップをしている表情が野生的で」とギャップを明かす。すると櫻井本人は恐縮した様子を見せ、「最近はラップしてないですね……でもライブフィルムを観て思い出すかもしれないです」と懐かしんだ。堤もパフォーマンス中の櫻井について触れ「クールな面で言うと、ピアノの演奏ですよ!」と興奮気味。櫻井は照れ笑いを浮かべながらライブで披露したピアノの弾き語りに関して「足元から撮っていただいたんです」と語った。このあとも堤監督は櫻井や嵐を絶賛し、「嵐は日本史上一番のアーティスト。しかも自分の頭で考えながら動きますし、エンタテインメント業界に身を置く人ならではの余裕を感じる。僕は嵐初主演映画『ピカ☆ンチ LIFE IS HARDだけどHAPPY』を監督させてもらったんだけど、あの頃から比べて親戚の人がものすごく立派になったなと思います」と嵐を称えた。
ジャパンプレミアの締めくくりに堤監督は「嵐のライブ映画……ライブというジャンルでもないし映画というジャンルでもない。ある日の嵐を巡る空気みたいなものを切り取ることができた作品になっています」と本作をアピールし、櫻井は「たくさんの夢の詰まった作品を観てもらい、これからの夢を感じていただきたいです。
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