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靴の臭い、漆で「99%カット」 福岡の会社が商品開発 - 西日本新聞

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 福岡県鞍手町の京焼・漆器販売会社「あらい」(荒井俊勝社長)が、漆に消臭効果があることを確認し、漆を使ったスポーツシューズ向けの消臭商品を開発した。研究機関によって、効果が実証されており、荒井社長は「日本を代表する文化の一つである漆に関心を持ってもらいたい」と話している。

 荒井社長によると、炊飯ジャーで米を炊いた際、保存のため漆塗りの重箱に米を入れると、保存した米独特の臭いが消えていたという。消臭効果を確認するため、紙に漆を塗った箱に靴を入れると、臭いが消えたため、商品開発に取り組んだ。

 地方独立行政法人「京都市産業技術研究所」(京都市)に依頼し、三角フラスコに靴下の悪臭のもとになる「イソ吉草酸」と、漆を塗った縦5センチ、横2・5センチの紙を入れると、2時間後には「臭いが約99%なくなった」との結果が出たという。どの成分が作用するかなどは分かっていない。

 特に臭いが気になるスポーツシューズ用として、25センチの足型にくりぬいた紙の表裏に、漆を塗った商品を9月から企業を中心に売り出した。履かないときに靴の中に入れておき、繰り返し使用できる。1枚3500円(税抜き)。あらいのホームページを通じて、個人にも販売する。あらい=0949(42)0323。(中川次郎)

「応用研究で開発契機に」

 日本漆工協会の大内隆理事 漆の消臭効果に関して、今までにそのような知見はない。これまでは漆の研究は、主に基礎的な化学的構造や特性に対して進められてきたので、商業的な応用研究はこれから始まるのではないか。消臭効果が確認されたのであれば、新しい商品開発のきっかけになるかもしれない。


September 18, 2020 at 04:04AM
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/646012/

靴の臭い、漆で「99%カット」 福岡の会社が商品開発 - 西日本新聞
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