運動靴洗濯ネット(手前)の受賞を喜ぶ真境名勝さん=浦添市前田の自宅
【浦添】元県立工業高校教員で自然エネルギー研究家の真境名勝さん(70)=浦添市前田=が発明した「運動靴洗濯ネット」がこのほど、発明展「第53回なるほど展」(婦人発明家協会主催)で審査員特別賞を受賞した。運動靴を傷つけず洗濯機で洗える。
同協会によると中央部分に浮きが付いていることで、片寄りなく洗える工夫などが評価された。真境名さんは商品化に向けて東京の企業と一緒に試作品を製作しており「近いうちに県内でも販売できるようにしたい」と話している。
真境名さんは「運動靴をブラシで洗うのは面倒。洗濯機で洗えないか」と思ったことがきっかけで開発を始めた。実験を重ね、1カ月ほどで完成した。衣類用ネット2枚を縫い合わせ、二つのファスナーに片方ずつ靴を入れる。中央部分の「仕切り帯」にスポンジを入れ、ネットが水中で浮くようにした。これらの工夫で、脱水中も洗濯機内で靴が傷つかないようになった。特許登録も行った。
真境名さんは現在、太陽光発電を利用した防災用街灯の開発にも精力的に取り組む。「発明で社会に貢献したい」と述べ、開発への意欲は衰えを知らない。
(荒井良平)
August 23, 2020 at 10:10AM
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運動靴を洗濯機で洗える優れ物、なるほど展で特別賞 浦添の真境名さんが発明 - 琉球新報
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